生徒の指導において、基本的には自主性を尊重し、「ほめる」・「励ます」指導を心がけています。

 

しかし、時には本気で叱ることもあります。

それは、

・約束を守らない

・言い訳をする

この2つを生徒がした時です。

 

なかなか成績が上らない生徒には、

・しっかり勉強していても、ポイントが分かっていないタイプ

・自分に甘く、すぐに楽な方に逃げてしまうタイプ

の2つのタイプがあるように思います。

 

前者はポイントを押さえて教科指導すればすぐに伸びますが、後者は「身についているクセ」を変えていかなければ中々伸びていきません。

 

そのため、自分に甘いタイプの生徒には、「約束(人との約束・自分との約束)を守る」「言い訳をしない」の2点を何度も言い続けています。

 

現在通塾している生徒の中にも、入塾当初は毎回のように遅刻・宿題忘れをしてきて、叱ると言い訳をしたり、無断欠席をするなど、「逃げぐせ」が染みついていた子がいます。

入塾してから約1年、何度も何度も真正面から叱り、話をし続けてきました。

その結果、今では遅刻・宿題忘れ・言い訳がほとんど無くなりました。

先日の中間テストの時にも、「今回は、テスト勉強をどうやって進めていく?」と本人に聞くと、「テスト1週間前は、毎日塾に来て自習する。」と自分から言い出し、本当に毎日自習にやって来ました。

1年前のまともに授業を受けることも難しかった姿から考えると、非常に大きな進歩です。

「今までで一番勉強してるんちゃう?」と声をかけると、彼は照れくさそうに笑っていました。

 

人は習慣の生き物です。

「逃げぐせ」がついている子は、どこかでその習慣を断ち切らなければ、この先もずっと逃げ続けます。

もしかすると高校受験は、そのままでも通過できるかもしれません。

しかし、その「逃げぐせ」は高校に入った後も、顔を出し続けます。

だからこそ、今の内に自分に向き合って欲しいと思っています。

 

厳しい指導かもしれませんが、「この塾に来てよかった」といつか思ってもらえるように、これからも言い続けていこうと思います。

 

ルート学習塾 石川